●紅景天(こうけいてん)
<健康食品>
ベンケイソウ科Rhodiola sacra及びRhodiola rosea(ロディオラ・ロゼア)などの根および根茎を用いる。イワベンケイともいう。中国チベット、雲南、四川を中心とする海抜2800m〜5500mの高山岩石地帯に自生する多年生の高山植物。根を抜いても枯れないことからベンケイの名があるといわれる。
多年生の草本で高さは10cm〜20cmになる。根は太くて強く円錐形、肉質で褐色、根茎部には多数のひげ根をもつ。根茎は短く、太くて強く円柱形、瓦状に並んだ多数の鱗片状の葉に覆われている。茎先端の葉腋より数本の花茎を出し、花茎の上下部分はみな肉質の葉がつき、葉身は楕円形、緑はあらい鋸歯状で先端は鋭尖形、基部は楔形で無柄。集散花序を頂生し、花は紅色。袋果をつける。
チベット高山地帯に自生する紅景天は大きく4種類ある。大花紅景天、茎地紅景天、全弁紅景天、四裂紅景天である。
チベット医学「四部医典」に収載され現地では千年前より利用されている。
神農本草経には上薬で収載されている。近年の中国ではオリンピックの強化選手が高地トレーニングの際に使用した。また、旧ソビエト連邦は宇宙食として使用した。
近年ノルウェー、スウェーデンなど北欧などに波及し、日本にも伝来してきた。現在、日本の研究機関で盛んに研究が進んでいる。
成分はフラボン配糖体、テルペン配糖体、芳香族配糖体、青酸配糖体、ミネラル、アミノ酸など。
紅景天酒などにして利用することが多い。
1日量の目安は1〜3g。内用と外用。
紅景天 チベット 刻み 500g
|
<使用上の注意>
体質や体調により合わない場合は摂取を中止してください。
<取扱上の注意>
- 開封後は、性質上吸湿することがありますので、湿気を避け、直射日光の当たらない涼しい場所に保管し、なるべく早めにお召し上がりください。
- 本品は天産品ですので、色・味・においなどが多少異なることがありますが、品質には問題ありません。
- 本品には防虫・防カビのために脱酸素剤が封入されておりますが、これを本品と一緒に煎じたり、食べたりしないようご注意ください。
<煎じ方>
「煎じる」という意味は、刻んだ乾燥品を水で煮て、その成分をしみださせることです。
その煎じた汁を「煎汁」あるいは「湯液」といってこれを飲むわけです。
毎日煎じ、その日のうちに飲むのが良い。
1日量を3回分に分け、食前または食間(食事と次の食事の間の空腹時間)に服用するのが目安です。
- まず煎じる容器を用意する。
(土鍋などの焼き物か、ガラス製のものが一番いい。ホウロウびきやアルミ、アルマイトのやかんでもよいが、鉄や銅のものは避ける。)
- 容器の中へ1日分の乾燥した刻み品をバラにして入れ、水を加える。水の量は大人で普通600mlぐらいである。
- 次に火にかける。火は中火より少し弱くする。
10分か20分で沸騰してきたら火をさらに弱くして煮こぼれないようにして、軽く煮立つようにする。このとき容器のふたはとっておいてもよい。
- 容器の中の水の量が約半分に減ってきたら、火からおろし、ただちに茶こしガーゼなどで、「かす」をこして取り去る。
カスを液体の中に入れたままにしてはいけない。水の量が約半分に煮詰まるまでの時間は約40分位が最適で、そのように火加減をすると良い。
水の量が半分になったのを知るには、煎じる前に刻み品と約半分量の水を入れ、その時の水分位置を覚えておくとよい。
- 約300mlまで煎じ詰めたら、朝、昼、晩と1日3回に分けて飲んでください。1回量は約100mlです。
温かいうちに飲んだほうがいいですが、夏の暑いときなどは残りは冷蔵庫に保管し、服用前に温めなおして飲んでもよろしいです。
※粉末の場合:粉末をそのまま服用する、又は一日量に少量のお湯とハチミツを加えて練りものとすることもできます。
※お茶にする場合:お茶にする場合は加熱時間を10分程度とすることもできます。
©2001 - 中屋彦十郎薬舗株式会社 All rights Reserved.
プライバシー保護方針 特定商取引法に基づく表記
本社・薬局/通信販売
〒920−0981 石川県金沢市片町1丁目1-29 TEL 076-231-1301/FAX 076-231-1306
工場
〒921−8117 石川県金沢市緑が丘21-9 TEL 076-245-3366
|