●彼岸花根(ひがんばなこん、ヒガンバナ)
非食品です。鱗茎を生薬名で石蒜(せきさん)といっている。
ヒガンバナは日本の本州以南、中国の温帯に広く分布するヒガンバナ科の多年草で、ヒガンバナの鱗茎を用いる。
石蒜(セキサン)ともいう。
9月下旬、秋の彼岸頃に鮮やかな赤い花をつけるので彼岸花と呼ばれ、赤い花を意味する曼珠沙華(マンジュシャゲ)という別名もある。
有毒植物であり、かっては鱗茎をすりつぶして水にさらし、毒抜きをすると食べられるため救荒食物として利用されてきた。
ヒガンバナの鱗茎にはリコリン、ホモリコリン、ガランタミンなどのアルカロイドが含まれ、誤って食べると、
嘔吐、下痢、流涎、神経麻痺などが起こる。
石蒜は民間では生の鱗茎をすりおろし、足の裏に貼って用いた。
成分のうちリコリンはジヒドロリコリンの製造原料となり、ガランタミンも利用されている。
リコリンは強い嘔吐作用があり、、ジヒドロリコリンは催吐作用があるので、毒性が強い。
何か他の毒物を飲み込んでしまった時に救急的に吐き出させる必要があるときに新鮮な鱗茎1〜3gを使うほかは
家庭ではむやみに用いてはならない。
この毒性のために縁起の悪い花として忌み嫌われている。
彼岸花根 日本 生 500g
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※足の裏に貼る場合は唐胡麻と併用することが多い。
唐胡麻と等量を混ぜすりつぶす。
唐胡麻は15個〜25個。彼岸花根は15〜30g。大きいものは1個、中くらいならばは2個程度。
唐胡麻は皮を金づちなどで叩き、取り除く。彼岸花根は球根の外側の茶色の皮をむき、白色部分を使用する。
すり鉢やミキサーで潰して水分はできるだけ除く。
唐胡麻と等量を混ぜたものをリント布などに貼り、足の土踏まずに貼る。
貼った後、ラップなどで包むと液だれを防げる。ミキサーやすり鉢は食用のものを使わない。
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