●五倍子(ゴバイシ、ごばいし)
健康食品
五倍子は本草拾遺に収載されている。
「基源」
ウルシ科のヌルデの若芽や葉上に、ヌルデシロアブラムシが寄生し、その刺激によって葉上に生成した嚢状虫嬰。
日本では木附子ともいう。
「産地」
中国(四川、貴州、雲南、湖北、広西などに主産)、日本、韓国。
「成分」
タンニン60〜80%含む。ガロタンニンと呼ばれ没食子酸、脂肪、ワックス、樹脂などを含む。
「応用」
タンニン酸、ピロガロール、没食子酸の製造原料。その他皮なめし、染料、インク原料に利用される。
「用法・用量」
煎剤、散剤、丸剤、液剤。1日3〜6グラム。1回1.5〜3グラム。外用は適量。
「同類生薬」
没食子(もっしょくし)。
ブナ科の若芽や稚枝に、インクフシバチ(没食子蜂)が寄生し、産卵し、幼虫の腺分泌物により植物組織に成長刺激が起こり、それによって生じた虫嬰を乾燥したものである。
トルコ、イラン、シリア、アラブ共和国に産する。
主成分はタンニン、ガロタンニン、没食子酸、エラグ酸など。
「江戸時代のくすりの話」
お歯黒(おはぐろ)
最近の時代劇では見かけなくなったが、かっては時代劇の女優で既婚者は黒く染めていた。
これだと一目瞭然ではっきりしていてだまされたり、独身だと思ったら既婚者だったりと変な間違いを起こさなくても済むのではないだろうか。
夜の歓楽街では所帯持ちや彼氏がいても私は独身よ。と言ったりするものだからよくトラブルが起きたりする。
お歯黒は鉄漿ともいい、鉄と五倍子の粉を混ぜ合わせたもので歯を黒く染めた。女の元服みたいな風習で、縁談がまとまったり、子供を生んだあとに染めたものらしい。
五倍子とはウルシ科のヌルデの葉に寄生しているアブラムシ科のヌルデシロアブラムシなどが樹木に作った瘤である。
時日が経過するとだんだん大きくなる。
これを採取し、乾燥させ煎じてエキスを利用する。皮なめしや黒色染料やインク製造原料にもなる。
・五倍子
・没食子
五倍子 中国 刻み 500g
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五倍子 中国 粉末 500g
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