田七人参
田七人参
その秘密は、サポニンやミネラルなどの含有量の違いにあります。1〜3年根は、糖質が多くサポニンは量も種類も余り多くありません。ところが、6年根になると、32種類のサポニンがバランスよく均一に含まれるようになり、しかもその含有量は1〜2年根の3〜4倍。同種の高麗人参との比較でも、高麗人参の0.3〜3%に対して、6年根の田七人参は7〜12%も含まれています。また、ミネラル分も多く含まれ、例えばマグネシウムは1〜2年根の約2倍も含まれています。
田七人参の名は知らずとも「雲南白葯」「片仔広」といえば、漢方に興味のあるかたなら、ご存知でしょう。これらは、田七人参を主成分とした製品で、「田七」といえば「雲南白葯」といはれるほどです。現在、中国の厚生省および医薬品政策局は「雲南白葯」のほごのために「雲南白葯」を製造できるのは政府系の大手企業「雲南白葯集団股ふん有限公司」一社のみと定めています。
「雲南白葯」には古くからいはれている止血、鎮痛、炎症を鎮める作用だけでなく、生体の免疫力、自然治癒力をたかめる作用があつて、今日では中国はもちろん、日米欧の医・薬学会において、その優れた薬効をしめす臨床例が数多く報告されています。
- 「田七」の由来
田七人参、別名三七人参はウコギ科ニンジン属の多年生草本で、学名はPanaxNotoginsengです。Panaxとは万能薬という意味です。茎が三つにわかれていて葉が7枚あることからその名がついたといわれています。
- 約2000年前の文献に登場
「田七」は約400年前の明時代に編集された「本草綱目」に「血を止め、お血を留めず、痛みを鎮め、毒を消す」と田七人参の薬効が具体的に示されています。
- 不老長寿の秘薬
田七人参は止血効果が高いことから、戦場に刀傷などの特効薬として用いられてきました。しかし、最上質の6年根は不老長寿の秘薬として、別名「金不換」とよばれていました。
- 曲煥章が「雲南白葯」を開発
田七人参を主成分とした「雲南白葯」は中国国民の注目を集めましたが、逆に希少価値の田七人参を国内外へ広めたとして、曲煥章は処罰されています。
- 田七人参は世界各国で研究され、糖尿病、高血圧、心臓病、肝臓障害などの人たちに応用されています。また、細胞活性化作用が顕著で、老化を防ぎ生体の免疫機能を高めることが明らかになってきました。
活性酸素を除去
現在死亡率のトップを占めているガン、脳卒中、心臓病をはじめ、糖尿病、肝臓病などのいわゆる「生活習慣病」の原因の一つに、活性酸素があげられています。酸素を吸収している私達の体内では、活性酸素が常に生産されているのですが、本来は自然にスカベンジャーという物質がそれを除去し、バランスを保っています。ところが、そのバランスが崩れ、活性酸素が増えると、正常な細胞を傷つけさまざまな病気の要因になっているのです。田七人参には、強力なスカベンジャー役として、活性酸素を退治するといわれています。
- 有機ゲルマニュウム
有機ゲルマニュウムが多く含まれている植物は、昔から漢方薬で上薬とされているものが多く田七人参には、350〜500ppm含まれています。ゲルマニュウムは酸素の運び屋ともよばれ、体内の酸素不足を補う働きをします。また、インターフェロンを誘発する作用報告されています。
- フラボン配糖体
抗菌作用、血流を改善する作用があります。心臓疾患などに有効で、具体的には冠状動脈を拡張し心筋の供血や血管の弾力性を高めるなどの作用があります。
- アセチレン化合物
マウスの実験では、田七人参に含まれるアセチレン化合物は腫瘍に対して強力な抑制効果を持つことが報告されています。
- アルギニン
アルギニンはアミノ酸の一種です。昔から強壮を強化する、婦人病に効く、或いは肝炎にいいといわれている生薬にはアルギニンが多く含まれています。田七人参にはアルギニンをはじめ、数多くの必須アミノ酸が含まれています。
- その他
田七人参にはビタミン、ミネラル、も多く含まれているため、胃腸の消化吸収を助け肝臓を活発化させる作用があります。さらにカルシウム、カリウム、亜鉛、マグネシウムといった人体に不可欠な微量元素もふくまれています。また、デンシチン、デンシチケトンなど田七人参独特の「止血および血流を改善する成分」も含まれています。
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