●牡丹皮 (ボタンピ、ぼたんぴ)
第二類医薬品、神農本草経中品に収載されている。
座れば牡丹と呼ばれる春から夏へかけて華麗に花咲く濃艶なはなである。東洋の女帝とも呼ばれる。
ボタン科のボタンの根皮。根を「芯ぬき」したもの。秋に根を掘り取り、水洗いしてから木槌で軽くたたいて割れ目から硬い木部を取り除く。そのあと日干しにし5センチ程度に刻んだ生薬を「牡丹皮」という。
中国産は「鳳凰牡丹皮」「鳳丹皮」「西丹皮」「川丹皮」など産地や調整法により多くの名称がある。
落葉低木で中国が原産。日本へは仏教と同時に渡来したという。「頭痛を治し、悪血を散じ、血脈を順らす」と記載されている。
牡丹の木丈は1メートル余、葉は淡緑色の羽状複葉で、新しくのびた枝の先に八花弁もの大輪のはなをつける。直径は20センチにもおよぶ。花期は5月上旬。原種は紅紫色だが、いまでは白、紫、紅、黄と多彩である。
「産地」 中国 (山東、安徽、江蘇、四川、陜西省など) 、日本(奈良、長野など)
(成分)
モノテルペン配糖体のペオニフロリン、オキシペオニフロリン、ベンゾイル、ペオニフロリン、ベンゾイルオキシペオニフロリンなどのほか、フェノール類のペオノール、ペオノシド、ペオノリドなど、およびタンニンを含有する。
(応用)
駆お血
(処方例)
大黄牡丹皮湯、桂枝茯苓丸、温経湯、加味逍遙散、八味地黄丸など。
(用法・用量)
煎剤、散剤、丸剤など。1日3〜6グラム。
牡丹皮 中国 刻み 500g
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牡丹皮 中国 丸切 500g
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牡丹皮 中国 粉末 500g
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<使用上の注意>
体質や体調により合わない場合は摂取を中止してください。
<取扱上の注意>
- 開封後は、性質上吸湿することがありますので、湿気を避け、直射日光の当たらない涼しい場所に保管し、なるべく早めにお召し上がりください。
- 本品は天産品ですので、色・味・においなどが多少異なることがありますが、品質には問題ありません。
- 本品には防虫・防カビのために脱酸素剤が封入されておりますが、これを本品と一緒に煎じたり、食べたりしないようご注意ください。
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