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「金沢の漢方薬、生薬専門店」バックナンバー
中屋彦十郎薬舗による「尾山のくすり大将」第97号 2004年2月23日
江戸時代の薬(一粒金丹)、漢方薬膳料理(梅干湯)
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江戸時代の薬(一粒金丹)
「一粒金丹」
江戸時代に津軽の佐竹氏の秘方に一粒金丹という処方があります。
この成分は阿片、オットセイ、竜脳、麝香、原蚕蛾である。
精気を補い、筋骨を堅くし、性交を強くし、夢精をもたらす。
神田鍛冶町の山崎やが売りだして大いに売れたという。
江戸、両国米沢町の四ツ目屋の「長命丸」は丁子、阿片、センソ、紫梢花、竜脳を混ぜ合わせ粘液状にしたもので、性交の時に亀頭に塗ると性交時間が延長され快楽が増大する。
両処方に共通して強力な作用のあるのは阿片だろう。
市販されている救心を口中で噛み砕き、唾液で亀頭に塗ると末梢の知覚神経を麻痺させ、早漏を防止する作用がある。
漢方薬膳料理(梅干湯)
「風邪」には
”ねぎとにんにく入り梅干湯”
一、ねぎ(白)は十センチはみじん切り。
にんにく一片はおろし器ですりおろす。
梅干一個は種子を取り、半分にさく。
二、温めた茶碗に一を入れて熱湯をそそぎ、蓋をして五分おき、熱いうちに飲む。
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