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中屋彦十郎薬舗による「尾山のくすり大将」第74号 2003年09月8日
江戸の薬(浮腫)、漢方薬膳料理(ヒジキ)
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江戸時代の薬(浮腫)
いろんな病気が原因でみられる浮腫は江戸時代は芭蕉の茎を煎じて飲むといいとされ、また芭蕉の葉を敷いて寝るとむくみをとるといわれた。
小豆、胡瓜、オオバコなども煎じてのまれた。
酒飲みには蜆汁が一般的だった。
これは現代でも変わらない。
糖尿病は消渇といったがほとんど庶民はかからなかった。
大名や豪商の病だった、「ヨクイニン」を粥に煮て食する。
痛風は関節とその周囲組織などに炎症を起こす病であるが、朝顔の種をすりつぶして、大根のしぼり汁と混ぜて使う。
あけび(木通)を煎じて飲むといい。
食中毒には人糞汁を飲むと良い。とある。
魚毒にあたった時は黒砂糖を水でといて用いる。
これも今でもあるのではないか。
心痛、胃痛には童子の大便を乾し、粉にして丸にし生姜汁で用いる。
漢方薬膳料理(ヒジキ)
ヒジキのいため料理
ヒジキにはすでにご存知のように、カロチノイドの一種フコキサンチンが含まれていますがこれにはガンの増殖を抑える強力な発ガン抑制効果が認められています。
また活性酸素を除去する抗酸化作用があります。
海草類にはガンを予防するセレンやアルギン酸も多く含まれています。
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