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中屋彦十郎薬舗による「尾山のくすり大将」第265号 2007年6月12日
薬用茶の利用の仕方「ギャバロン茶」、薬用茶の作り方「コンブ」
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薬用茶の利用の仕方「ギャバロン茶」
「ギャバロン茶」
緑茶のうまみ成分はグルタミン酸であるが、この緑茶をチッソ充填で保存するとその成分がガンマー・アミノ酪酸に変わることがわかった。
これは通常「ギャバ」と呼ばれる。
この物質には血圧降下作用のあることもわかった。
このお茶がギャバロン茶である。
血圧降下剤はいったん飲み始めると生涯のみ続けなければならない。
やめると途端に危険値まで跳ね上がるおそれがある。
まず、ギャバロン茶を試してみるのも一法である。
茶葉テースプーン一杯分が一人である。
急須に入れ熱湯を注げばすぐに飲める。
少なくとこ三ケ月は継続服用が肝腎である。
江戸時代の薬「コンブ」
「コンブ」
コンブは褐藻類コンブ科の植物で、国産だけでも二十七種知られている。
寒潮地域に生育しており、とくに北洋の太平洋沿岸に多く、干潮線から六〜七メートルのところがもっとも多い。
葉の幅が広く肉厚で糖分に富むのがマコンブである。
コンブの八割はナガコンブといわれるものである。
古書にはコンブを食べていると白髪にならないし、鯉をコンブで煮て食べれば利尿効果があるとも言われている。
コンブにはグルタミン酸やアルギン酸が含まれており甲状腺の肥大をふせぎ、骨の生育に必要なヨード、カルシウム、ビタミンなども含まれている。
昆布を食べていると脂肪の新陳代謝にもいいともいわれる。いかがでしょうか。
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