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中屋彦十郎薬舗による「尾山のくすり大将」第207号 2006年4月24日
強精回春粥(山薬強精粥(さんやくきょうせいがゆ))、江戸時代の薬(竜胆(りんどう))
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山薬強精粥(さんやくきょうせいがゆ)
「山薬強精粥(さんやくきょうせいがゆ)」
山薬十グラム、細かく砕いて。紅茶カップ半杯の米と合わせて 粥に仕上げる。
山薬と米がよく溶け合ってねばりのある美味 強精の粥に仕上がる。
塩味にしてよく、砂糖を入れて甘粥 にしてもよい。
さらに、強精力を高めるには蓮肉五グラムを 水に浸して種皮を除き、種仁を砕いたうえ、一緒に煮込んで 仕上げる。
効果の充分期待できる強精、回春、不老の薬粥 である。
江戸時代の薬(竜胆(りんどう))
「竜胆(りんどう)」
竜胆はトウリンドウ、ホソバリンドウ、ツクシリンドウの 根か根茎を利用し生薬名を竜胆(りゅうたん)という。
江戸以前より消化不良や食欲不振に用いられてきた。
消化器の炎症やリュウマチなどに用いられてきた。
味は苦きこと胆のごとしである。
成分は苦味配糖体のゲンチオピクリンやゲンチアノーゼ などである。
漢方処方では竜胆しゃ肝湯や疎経活血湯に 用いられてきた。
竹久夢二の「待宵草」としても知られる。
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